花くれないに愛きよく

もう一度ふたりで 旅しませんか
美しいあの頃の 心のままで
伝えたい言葉も ためらいがちで
くちびるさえも ふれず別れた

このわたし連れ去る 勇気がなくて
あのひとはずいぶんと 悩んでいたが
はじめての景色を 訪ねただけで
きれいな夢を みていたのです

花くれないに 色褪(あ)せず
愛 おとめごの 純のまま
これがわたしのまごころです

宿の窓かすめて 散りゆく花を
てのひらの上にのせ 何かを祈る
みちゆきと呼ぶには おさないしぐさ
なぜだか急に 泣いてしまった

青春に何度も 激しい恋を
人生を考える 重たい愛を
それはそれ生きてる あかしだけれど
きれいに過ぎた 日々があざやか

花くれないに 色褪せず
愛 おとめごの 純のまま
これがわたしのまごころです
これがわたしのまごころです
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