男や女

ふたりは手をとって それから
足りないとおぎないあう
夜明けをみおくって 海までの
道を 歩きだす

迷いながら 霧のなかで はぐれて

ふたりは疲れ果て もういちど
たしかめみつめあう
ささやきあう声も とぎれて
さいごに笑いあう
それから
×