倖せ花

男は夢見て 生きてるだけじゃ
だめと気づいた 今さらに
女ざかりに 紅さえ引かず
倖せ花咲く 夢を追う
おまえ見るたび 心が燃えた

泣きたい時には 背中を向けて
涙かくした 水仕事
そんなおまえと 笑うも泣くも
重ねた月日が 二十年
俺が今度は いたわる番だ

似たもの同士が 一緒になって
やっと明日は 春の朝
遅く咲くほど 倖せ花は
きれいな絆の 実をつける
長い道のり 頼むぞおまえ
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