Invisible Me

縦に伸びた道の向こう 緩いカーブを描いて消える
もう届かない指の先に甘い香りだけを残して

どんな顔して何を見ているの?
美しい瞳に映ったほんの少しを分けてくれたら
浮き上がる光に触れてみたいんだ

既に堕ちた日々の思考 鈍いターンで逸れて気付く
もう帰れない夢の中で淡い記憶だけを探して

いつか選んで全て見せてよ
狂おしい痛みが残った傷が癒えたら忘れられるさ
繰り返す期待に擦り切れる前に

張り詰めた空気の傾き 震える視線で捉えた瞬き
費やした時間が剥がれて 身体を合わせて
深い眠りに落ちる

どんな顔して何を見ているの?
美しい瞳に映ったほんの少しを分けてくれたら
浮き上がる光に触れてみたいんだ
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