ハロー彗星

いつかはここから 見える景色が
僕の全てできっとこのまま大人になると思ってた

蛍が飛び交う この街の夜も
ローカル線を走る電車も 好きになれないまま

18の夏休みに繰り出した
都会の波にのまれて
あの人が歌ってた 歌が僕を呼んでる

孤独を壊して 声を聞かせて 思い出の中で
いつでも見ていて 声を聞いてて
二人は歌うよ ハロー

僕しか知らない抜け道はやがて
どうせ賑わうこともないような店に変わってくんだろう

星降る夜に願いを込めてみた
ここから連れ出してほしいと
夢のまま 終われない言葉が白く消えてく

夢のままでいい夢なんかなくて
叶う瞬間ほどそれは怖くて
“夢のまま終われない”
言葉が白く消えてく

孤独を壊して 声を聞かせて
思い出の中で
いつでも見ていて声を聞いてて
二人は歌うよ ハロー

戻れない昨日と 描く明日の
狭間で揺れている
叶えたい願いも届けたい声も
二人は歌うよ ハロー

いつでも見ていて 声を聞いてて
二人は歌うよ ハロー
×