水の中

タバコの煙追いかけて 星をみた 嘘つき
顔出した魚みたいに ポカンと口を開けて

喉鳴らして時間を飲んで 頼りなく約束は霞む
踏切の音で言葉が止まる

汚れている水の中で 溺れながらあの娘といた
底に沈む太陽は人ごとみたいに朝を待つ

走り去る電車を目で追って 細長い夜に落ちる
うまく泳げないのはひとりで
息は続かなくなるだろう
動けない僕は石になって
底に向かって沈んでく
虚しく泡になる言葉きえた

燃え残った暗い空が 朝に燃えて剥がれ落ちた
汚れたはずの空は青く
僕ひとりだけ汚れていた

汚れている水の中で 溺れながらあの娘といた
底に沈む太陽は人ごとみたいに朝を待つ

燃え残った暗い空が 朝に燃えて剥がれ落ちた
汚れたはずの空は青く
私達だけ汚れてるみたい

想像したんだ あの娘が笑った

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