ひとり暮らし

この街から君の街まで
電話をかける時の僕は
いつもきまって一握りの
十円玉もってボックスまで
こんなに遠くじゃ長く話せない
君は解ってくれるかい
手紙じゃとてもうまく書けない
言葉を探す間に今日も
あの街を出て半年が過ぎ
色んな事があったけど
そんな時には君の事を想い
どうにか通り抜けて来たんだ

できればすぐに君を呼び寄せ
安いアパート暮らしでも
今の僕には まだできそうもない
だからもっと待っててほしい
この街には住みなれたけど
ひとり暮らしには
まだなれそうもない
こんなに遠くじゃ長く話せない
君は解ってくれるかい
手紙じゃとてもうまく書けない
言葉を探す間に今日も

今でも君は あの日の約束を守って
一人待っててくれるかい…
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