友ありて・・

いたみを分け与えてくれ
半分このぼくにくれ
きみだけ傷を負わせて
捨てやしない

言葉が空(むな)しいのならば
黙って手を出せばいい
世界に一人ではない
それを感じろ

今こそ確かな手応え感じて
傷だらけでも生きられると
信じる時だよ

何かが云いたいのならば
明日(あした)の朝にしてくれ
孤独のかげりなど捨て
笑顔うかべて

すべてを見せ合って生きた
短い青春の日々
想えば 友ありてこそ
生きて来られた

何か頼れば 何かに背(そむ)かれ
そんな時でもつまずかずに
心を信じた

時代が駆けぬけて行って
別れが訪れようと
たがいに見つめていると
今も思える
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