深海おまじない

最低限の生き方は飽きたよ
ぼーっと漂う魚のように
ただ泳いでた ただ泳いでた
夜はずっと深く深く

考え過ぎる悪い癖
冴えない顔の夜なんて
ちょちょいのちょい
朝が来ちゃえばどうでもよくなるおまじない

夜は息がしづらく
無性になにか悩みたくなる
当たり障りもなく振る舞う自分が嫌いだ

本音を言えるような
例えば友達がいてほしい
それでも本音では話せないんだけどね

誰かのせいにしてしまえれば
どこか救われる気がするとか本当
卑怯でヒドい奴だ

最低限の生き方は飽きたよ
ぼーっと漂う魚のように
ただ泳いでた ただ泳いでた
夜はずっと深く深く

考え過ぎる悪い癖
冴えない顔の夜なんて
ちょちょいのちょい
朝が来ちゃえばどうでもよくなるおまじない

恋をしていたあの子を
思い出して大人な気分
傷つく覚悟も持てずにおもいでにしたくせに

今更 なにを気遣うことがあるの
ただでさえ生きづらい外の世界ではないのに

感じていたい 日々のこと
冴えない顔の夜のこと
向き合うってさ 苦しいんだね
痛いの痛いの飛んでいけ

どうにかこうにか寂しさを紛らす
関係なんて必要ない
ちょちょいのちょいで繋がったよ
なんて言えちゃうような余裕さ

何度も泣いて錆びつきそうな心を
ヘンテコだって笑い飛ばせるように
最低限の生き方は飽きたよ
ぼーっと漂う魚のように
ただ泳いでた ただ泳いでた
夜はずっと深く深く

感じていたい 日々のこと
冴えない顔の夜のこと
考え過ぎた夜なんて

ちょちょいのちょいで終わる
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