流川ぶるーす

捨てちゃいやだと 縋(すが)った指を
冷たく解(ほど)いた 憎いひと
赤いネオンの 盛り場を
面影さがして さまようの
泣いて流川 薬研掘(やげんぼり)
おんな涙の ぶるーすよ

川に浮かべた 想い出いくつ
夜風がやさしく なぐさめる
きっとあの日の あの酒場(おみせ)
今頃あの娘と 一緒だわ
泣いて流川 中の棚
おんな涙の ぶるーすよ

人のうわさに 嗤(わら)われながら
それでもあのひと 待ってるの
夢と幸せ くれたひと
いつかは帰って 欲しいのよ
泣いて流川 新天地
おんな涙の ぶるーすよ
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