飾らない歌

10月の海辺に
人気(ひとけ)はなくて
独り ギターを奏で
メロディー探している

海鳥がふわりと
風に舞うように
今のこの気持ちに
身を任せてみよう

プライドだけじゃ
誰の心も
動かせないね
カッコつけずに
綴った歌さ
飾らない言葉で

頑張ろう
もうちょっとだけ
ちょっとだけ踏ん張って
自分のための歌
情けない こんな僕を
認めてあげよう

川を流れ海へ
辿り着く頃
デコボコした石は
綺麗な砂になる

夢を捨てたくなる
時もあるけど
どんなことにもきっと
意味があるはずさ

人波の中
時に流され
時に削られ
でも最後まで
残ったものが
本当の自分さ

戦おう
もうちょっとだけ
ちょっとだけ踏ん張って
自分のための歌
情けない こんな僕を
認めて戦おう
強くなれ ちょっとだけ踏ん張って
そこから始まるんだ
いつの日か 僕は歌う
希望の歌を

水平線に
夕陽が溶ける
誰かのひと時を
輝かせる
光になりたい

戦おう
もうちょっとだけ
ちょっとだけ踏ん張って
自分のための歌
情けない こんな僕を
認めて戦おう
強くなれ ちょっとだけ踏ん張って
そこから始まるんだ
いつの日か 僕は歌う
希望の歌を

あなたの歌を
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