はんぶんこ

どんな風に生きるのか決めるのは僕です
でもどんな人間になるか決めつけるのは他人(ひと)です
だって怖いから だって弱いから
そうやってすり替えられた僕は動き出す

憧れは抱くもの 夢は描くもの
ごく当たり前で自然な衝動
でも言葉に出来ない誰にも言えない
どうせ鼻で笑われるだけだから

僕の半分を君にあげるよ だから君の半分を僕にください
そうやって出来た二人なら どこか半分似ていて面白い
同じところで笑顔になって 同じことに腹を立てて
昨日夢を見たよ 僕も見たよ 同じ夢を

どんな風に死ねるのか選びたい僕です
でもどんな運命になるかわからないのが人間(ひと)です
なんてちっぽけでとっても臆病で
自分を突き通す力もないんだ

僕が僕を忘れた時は君の中の僕を分けてください
いつだってどんな時もどんな時も信じているから
いつか空に呼ばれた時も君がいれば何も怖くはないよ
こんな気持ち独り占めはもったいないから 君とはんぶんこ

僕の半分を君にあげるよ だから君の半分を僕にください
独りじゃ気づけないこと鏡のように示してくれてる
数えきれないほどの後悔も 君がいるだけでただの思い出になる
独りじゃ見過ごしてたこんな日々を 君とはんぶんこ

こんな気持ち独り占めはもったいないから 君とはんぶんこ
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