たいくつりぼん

キミとボクが暮らす部屋の
ベランダは広くて
雨が降ったり風が吹いたり
いろいろ忙しい

どこかの家のカレーの匂い
オレンジ色の光

たぶんちょっとの
ほんのちょっとの
気持ちが混じってる

ひんやり冷たい窓辺 触れてみる
キミが好きな鼻歌 思い出す

あとどれくらい?
背伸びしてキミを待ってる
ボクの名前を呼んでみて
駆けつけたい

あとどれくらい?
待ちんぼして大人になれば
キミのことを守れるの
抱きしめたい

キミが帰る少し前の
ボクらが住む街は
夢があったり悲しかったり
いろいろ気にしてる

ただね、やっぱり
ボクは、やっぱり
キミと散歩したいな

それがちょっとの
ほんのちょっとの
ボクが生きてる意味

ムラサキに染まる雲 流れてく
キミの足音だけに耳澄ます

あとどれくらい?
欠伸してキミを待ってる
ボクの名前を呼んでみて
駆けつけたい

あとどれくらい?
待ちんぼして大人になれば
キミのことを守れるの
抱きしめたい
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