島の恋娘

瀬戸を離れて 行くけれど
きっと迎えに 来ると言う
忘れない 忘れない
あの日の言葉を
信じて待ちます レモン谷
海に祈った 島の恋娘

瀬戸を行き交う 渡し舟
便り聞いても 知らぬふり
恋しくて 恋しくて
あきらめきれない
夜道に迷って いるならば
あかり灯(とも)して 島の常夜灯(じょうやとう)

瀬戸の夕陽の 絵はがきに
想(おも)い焦(こ)がれた 人の名が
嬉しくて 嬉しくて
涙が溢(あふ)れます
もうすぐ迎えに 来てくれる
春が来ました 島の恋娘
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