ひみつ

意味は持たないように触れ合う僕たちは消えない
好きとか嫌いも超えた 淡く香る距離を保つ

借りてた本は置いていくよ“星の王子さま”
「挿絵が好きなだけ」とはにかむ
君はとても眩しい

ころころ変わる表情と声が胸を焦がすから
気づいてたけど 気づいたろうけど
僕たち ひみつに守られて
答え合わせできないまま

息を潜めた蕾 それは君とよく似てる
咲いて散る喜びを 運ぶ春風を知っている
これからどこへ出掛けようか 星が降る夜
君が望むのならどこまでも
連れて行ってあげる 本当さ

慣れてたはずのこの空も君といると嬉しいな
子どものように じゃれ合うけど
いつでもその瞳を光らせて
僕のそばで 笑っていて

待ちわびた季節の始まり
答えなんてないのかも
しれない、君は僕の、君は僕の幻?

借りてた本は置いていくよ“星の王子さま”
「挿絵が好きなだけ」とはにかむ
君はとても眩しい
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