マイタイ・ラララ

夜が流れてゆく
ささやきながら
重ねたグラスの中で
氷の揺れる響き

もう逢えないと
お互いわかりかけてる

君の瞳の奥に
通りすぎていった
なつかしい想い出 見えて

見つめてくる その目を
黙ってうながすように
通りへ送り出してた

Taxiのウインカー
近づいてくる
楽しかったあの頃は
約束にふれあう指

同じさよなら
もうためらうこともなく

夜が二人のために
何かもたらすのなら
今すぐにひきとめるけど

このままいさぎよく
ガラス越しの視線を
背中でさえぎる方がいい

つま先が最後に消え
しまるドアの音がして
ぼくはもう 歩きはじめてた

ひとつめの信号を
左に曲っていく
何もかも 変わらないまま
×