翼の折れた雪

Ah 北風が吹いて色づく溜め息
季節の狭間に煙る
Ah 舞い降りた雪に同じ花はない
生き方が違ってるから
涙を流し溶けていたひとひらの
翼の折れた雪の結晶
花びら一枚 散った花のよう
完璧なんて求めていない
君がここに居ないだけ…

Ah 瞼を閉じると 君の幻影(まぼろし)が
浮かんで消えていくように
Ah 降り出した雪が景色を変えてく
隙間も角も隠して
儚く消えたこの雪に想い寄せ
翼の折れた雪の結晶
アスファルトを濡らして溶けていく
ひとつひとつは小さいけれど
やがてすべてを包んで…

たとえ消えて無くなっても想い出を残し…

翼の折れた雪の結晶
アスファルトを濡らして溶けていく
ひとつひとつは小さいけれど
やがてすべてを包んでゆく…

泣いて泣いても届かぬ思い
君の心の片隅でもイイ
みぞれのように心濡らして
たとえ飛べなくなっても

消えてしまっても…
×