約束の温度

また会おうね また会おうね
この約束の温度

冷めないで
冷まさないで

何時迄も
何時迄も…

棚引く 煙を 見上げて つぶやく

「そろそろ行こうか」 聞こえないふりした
幾年 重ねた 想いは 今年も

伝えることなく
夜空の青に溶けて消えた

年に一度のお祭りが たった一つのつながり
今この想いを伝えたら 全てなくなってしまいそうで

また会おうね また会おうね この約束の温度
冷めないで冷まさないで 何時迄も 何時迄も

また来ようね また来ようね 来年の夏には
きっとね 届けるね

あの日の 拙い 想いは 変わらない

気づけば あなたは 浴衣姿様になっていた

たった一度の指切りが 記憶の中で煌めいてる
あの時と同じ 火の花が 二人の空の上 咲いて散った

また会おうね また会おうね 一夏の淡い夢
覚めないで 覚まさないで 何時迄も 何時迄も
手をつなごう キスをしよう 来年の夏には
きっとね 叶えるね

じゃあまたね じゃあまたね 夏の終わりの温度
優しくて 切なくて

また会おうね また会おうね この約束の温度
冷めないで冷まさないで 何時迄も 何時迄も

また来ようね また来ようね 来年の夏には
きっとね 届けるね
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