夏の香のパ・ド・ドゥ

遠い とおい 夏の日
陽炎、潮風の香
熱い アスファルトの道
君と僕がいた街

長く 短い 夏の日
ふたり 笑い合った日
まるで線香花火ね
眩しくて刹那い

pas de deux… 出来るなら もう一度会えるなら
pas de deux… 永遠なんていらない、けれど

君のいない いない 夜がまた 訪れて消えていっても
忘れないでね いつの日にか
君の世界へ行くよ きっと...

君のいない いない 夜の向こう
何光年離れても
約束 灯し いつかきっと
君と巡り合うよ

pas de deux…

遠い とおい 夏の日
木陰 寄り添った背
寄せて引いていく度
君の声 掻き消していく

決して戻れない夜
伝えそびれた言葉
胸の奥 いつまでも
輝いてるエトワール

pas de deux… せめて今は もう一度会えるまで
pas de deux… 瞳閉じて 願うように

君と...
pas de deux…

二度とない 淡い夏の影絵
夢見ては、また醒めて
季節の終わり 見上げれば
君の香が咲いていた

君のいない いない 夜がまた
訪れて消えていっても
忘れないでね いつの日にか
君の元へ行くよ

きっと...
何光年離れても
君と巡り合うよ
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