ハロー青

悲しみが抜けきらない身体のままで
ハロー 朝を迎えよう

きみと数えたすべてが
そろそろ何となく
もう終わりそうだから

「いいでしょ、いらないでしょう?」って
シールシートの真ん中をはがさないで

ハロー 青
ひとりで生きれるかな
夢の中でいつもぼくは
泣いてはきみを探してた
それなのにきみはどこにもいなかった

この身体と心を 抱きしめて満たして
「ねえ ほら、わかるでしょ?」

四角く切り取られた
ふたりの世界は
もうふたりだけのもの

スカートゆらしながら
漫画みたいな青春に憧れてた

世界が青々としてるのは
涙色と寂寞蒸発
見上げた空は同じはずなのに
いつもよりずっと青かった

ハロー 青
ひとりで生きれるかな
背伸びをして息を吸うよ
古びた悲しみを抱いて生きるんだ
ふたりなら今日も平気かな

ハロー 青
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