相槌もでたらめ 鈍色の朝 わがままに
迷惑かけたいわけじゃないのに

保育園で汚い言葉を覚えて帰ってくるように
色んな色の絵具を脳みそに塗っていくみたいだ

鉄棒の香り冷たく 美しい名前は遠く
薄暮れに木霊して 約束を破って
ひとり洟垂る僕を叱って

相槌もでたらめ 柿色の夕 わがままに
迷惑かけたいわけじゃないのに

年老う指輪は弛み 填めなおしてはまた弛み
瞳に黴が生えても 言葉に血の通った話がしたい

先に呆けてしまえば 寂しくないかな
飯を口から零して テイブルを汚して
にたついてる私を赦さないで

相槌もでたらめ 雪色の夜 どうして
迷惑かけても笑ってるの
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