罪の味

ラーメンの残り汁に ぶっこんだ飯
ドンブリの底まで 胃袋が欲した

両手に感じる あやまち・ぬくもり
もう戻りはしない 例え世界を敵にしても

越えてはならない 線をまたいで
触れてみたのさ ありふれた罪
赦されるなら 赦されるのなら
変わらぬ朝日に 破顔するまで

罪の味 罪の味 罪の味

薄暗いキッチン 立ち込める湯気
生きるという問い 風下に逃した

常夜灯が照らす 朧な未来
今日あったことさえ まるで思い出せない夜更け

夢みるだけの 時代も過ぎて
受け入れたのは 果てのない闇
これが愛なら 愛だというなら
清々しいほど 混ざり合うだけ

罪の味 罪の味 罪の味…
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