ゆりかご

いつか噛み付いた絹の指先で
思い出したように笑って撫でた
青の優しさと金の悲しみが
今日も瞳を揺らぎ照らしてる

風にのって空をきってどこまでも飛んでゆく
誰にもとらえられはしない うらうら紡ぐ糸

何も知らないまま譏ることは罪
何も知らないまま投げる鏃も
何かを知れば憂き目を見るけど
今日もひとり星を覗いてる

風にのって空をきってどこまでも飛んでゆく
誰にもとらえられはしない 愛心のまにまに

風にのって空をきってどこまでも飛んでゆけ
誰にもとらえられはしない
たゆまず天の果てうらうら紡ぐ糸
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