紅花火

夏空にひらく花火
仲間たち 声をあげる
ああ 隣には君がいて

話しかけたけど 音に消されて 聞き返す君
そう 耳元近づけて

明々と(明々と) 照らされてる君の笑顔に
紅に(紅に) 染まる心

打ち上げ花火の音
この胸に轟くよ
そっと隠してた
想いがただ弾けて
夜空に牡丹の花
消えない大輪の華
今日が過ぎたって
心には咲くでしょう
きっときっとずうっと

フィナーレに見とれたあと
動き出す人の波が
ああ 押し寄せて はぐれてく

速く歩けない 下駄の鼻緒で痛む心は
ねえ 置き去りの片想い

揺ら揺らと(揺ら揺らと)扇いだなら白い団扇で
せつなさの(せつなさの)風が吹いた

打ち上げ花火の音
まだ聞こえる気がして
ふっと気づいたら
いま仲間が手を振る
夜店でヨーヨー釣り
それもいいねとはしゃぐ
君も笑ってる
何も気づかないまま

写真には ピースして
隣にいるけど
手と手を 繋ぎたかった
この夏

打ち上げ花火の音
まだ聞こえる気がして
ふっと気づいたら…

打ち上げ花火の音
この胸に轟くよ
そっと隠してた
想いがただ弾けて
夜空に牡丹の花
きっと消えない華は
夏が過ぎたって
心には咲くでしょう
きっときっとずうっと
(ずっとこの空に)

紅く紅く咲いてる
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