ファニソン

喧騒が罪を描く 破れ気触れて闇に靡く
狂騒に満ちた恐怖 僕はこのまま身を任せて
見届けに行こうか

廻る廻るまま見舞われ立ち眩む
辻褄合わせのシンメトリー
夥しい

感じ合う身体で
通じ合う恋人
信じ合う今だけの
穏やかな嘘と

同調が君を殺し 交わす言葉が溢れかえって
従順に世界を嘆き 僕は弓を引く訳もなく

そうさ泣かないで
歌たって 踊ったって
切り取った一瞬に酔える

賜って 味わって
自分だけを最後まで

求めないで
こんなファニソン
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