雨の夜だから

雨の夜だから 君が恋しくて
瞳を閉じれば 夏が過ぎゆく
きっと今では 倖せだろう
あの日あれほど 泣いたのだから

悲しみは 悲しみは
遅れて届く 片便り
雨の夜だから 君が恋しくて
何故か今さら 気にかかる

雨の夜だから 君が愛しくて
運河の向こうに 揺れる街の灯
眠る部屋なら どこでもいいが
影を休める ほとりがほしい

思い出は 思い出は
こわれて消える 砂の城
雨の夜だから 君が愛しくて
ひとり横浜 濡れそぼる

悲しみは 悲しみは
遅れて届く 片便り
雨の夜だから 君が恋しくて
何故か今さら 気にかかる
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