月ひとつ

寂しげな月ひとつ
貴方のところで見る頃は
キレイな満月になっているだろう

この羽ふるわせて 旅立つ鳥は今
愛される理由を景色に探してた

あなたを愛してから 抱かれた胸の奥の
一枚の絵の中 帰りたい海を見つけた

月はいくつあるの?
一人の部屋へと帰る道
それぞれの夜を見守ってくれた

こんな月明かりに 飛び立つ鳥は今
どこまでも自由に 愛したい気持ちだけ

あなたを愛してから 見上げた空の地図に
手をかざして笑う もう一つの月をみつけた
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