風・夢・天使

風の報(しら)せ春色 夜明けの街に
夢の中でおびえる ガラスの天使

素敵な今日の終りを知らずにいたいけれど
ほほにふれた風は 二度とはもうかえらない

風はとまり振り子が 時を告げてる
夢が翳(かげ)る鏡に 明日の気配

ひとりの部屋に向かうよ みんな無口なまま
つかの間 眠る本当の私にもどるため

素敵な今日の終りを知らずにいたいけれど
目覚める朝は決してこわくないと信じるの
×