雨の中の二人

そぼ降る小雨の中を
二人はひとつの傘に
濡れないようにと
寄りそい歩くのよ
サンダルはいてるわたし
裸足の指先には
よけきれない雨 冷たくしみるわ

だからもっとそばに居てほしいのよと
言いたいのだけれど 胸の奥の
愛は何故か 素直になれないの

わたしの涙の理由を
あなたは知りたいのね
幸せすぎると優しく言うけれど
今は降るこの雨も いつか止む時が来て
あなたも何処の街へと消えるの
恋におちることは夢を見るほどに
たやすいものなのね そして誰が
あなたの蔭にいようと恐れない

だからもっとそばに居てほしいのよと
言いたいのだけれど 胸の奥の
愛は何故か 素直になれないの
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