色恋狂詩曲

涙流して僕に言うから 終わりにしよう 最後の優しさ

去り際を潔く

君じゃないとダメなんだって泣きつくなんてできないな
これ以上君を困らせて嫌われたくはないから

君が淹れたコーヒーが基準なんだ 苦いねってとりあえず話を逸らす
零れ落ちた言葉が刺さる 「あなたは 一度も 本音を言わない」
思い出が色褪せて

打ち砕く 僕の美学

君じゃないとダメなんだって泣きつくなんてしなかった
全てを受け入れるはずが不安にさせてたなんて

渋谷の交差点を抜ける 君は人混みに飲まれて
やがて記憶も薄れ 二度と会えなくなるだろう
追いかける事もできない こんなにも弱い自分が
くだらない明日を呼んでると 今更気付いた

君じゃないとダメなんだって泣きついてもいいのかな
最初で最後のわがまま 嫌われても構わない
その手を掴みたい
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