劣等

大衆酒場の喧騒で
不明瞭になった言葉の数々
空気を目視して
ここはお決まりの微笑で打破

不愉快に曲げられた
死体で溢れかえる灰皿と
つまらない彼奴のせいで
エタノール味の酒

居心地の悪い空間を
流れてる不毛な時間の
終わりをただ待ち侘びてる
俺の方が俗世じゃ劣等

沈黙を埋めようと
当たり障りのない言葉を巡らせ
熟考の果ての問いに
価値観の解せぬ返答

居心地の悪い空間を
流れてる不毛な時間の
終わりをただ待ち侘びてる
それも知らずに
品性の無い会話をして
ヘラヘラと笑う彼奴に
侮蔑の目を向けようとも
恨めしさを孕もうとも
俺の方が俗世じゃ劣等
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