海岸の煌めき

アクセルを踏み込んで
行き着いたのは誰もいない海
波打つ音だけが横切っていく
固まって離れない 頭の中に棲みついた膿
汐風がさらっと溶かしてくれたら

背負った想いで足が重くなってしまっても
確かに残った跡が 僕を強くさせる

夢は燦々と煌めいて
何でもない僕らを攫って 走り去った
波は淡々と寄せ返し
何でもない日々だって綺麗だ
望む方で 海岸が待っている

カプセルに詰め込んだ
記憶と共に描く旅
胸にチクチク刺さった 君の涙も
目指した地点は 水平線の更に向こう
誰も想像出来ない結末を見よう

まだ何処でもない 誰でもないけど
君と誓った約束は 君と見ていきたいから

夢は燦々と煌めいて
何でもない僕らを攫って 走り去った
波は淡々と寄せ返し
何でもない日々だって綺麗だ
望む方で 海岸が光っている

水にさらされて輝くシーグラス
どうなれたじゃなくて
どんな気持ちを持って生きてきたのかだろう

夢は僕らをシートに載せて
最高速度で分岐地点を 走っている
夢は燦々と煌めいて
何でもない僕らを攫って 走り去った
波は淡々と寄せ返し
何でもない日々こそが綺麗だ
遥か彼方 海岸へ向かっていく
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