ステーションホテル

ステーションホテルの窓から
がらあき夜汽車が すべり出る
部屋の中は逢いびきで
タバコの煙 むせび泣き

ガラス窓の夜空から
北斗七星 流れ星
ふれあう肌の影法師
二人の吐息 赤いバラ

愛しあえた二人から
隠された嘘が消えていく
温もりの残った部屋中に
明けてく朝が 忍び込む

温もりの残った部屋中に
明けてく朝が 忍び込む

ステーションホテルの窓から
一番列車が 滑り出る
プラットホーム 朝焼けで
人影まばら 忍び逢い
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