ちんどん人生 浪花節

今日で昭和も 終わるんやなと
ぽつりお前は つぶやいた
あれは飛田の 開店祝い
時代が変ろと 何変ろ
叩く陽気な ちんどん太鼓
笑顔千両 それが浪花の 浪花節

チラシ配りは 人情(なさけ)も配る
配る情けが あだになる
えらいこっちゃと 震える足に
吠えるな子犬よ おまえまで
貰(もろ)たスルメを ちぎって喰わす
ええやないかい これも浪花の 浪花節

あんたラッパは 日本一(にっぽんいち)と
誉める女房も 日本一(にほんいち)
明日(あす)という日が わてらの旅や
命の限りが 人生や
赤い夕日が 似合いの衣装
親子三代 それが浪花の 浪花節
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