揚羽蝶

灯(あか)り落せば 枕辺(まくらべ)で
白い吐息が 蝶になる
倖せもどきの 熱い日は
夢幻(ゆめ)か現(うつつ)か うたかたか
逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ…
私(あたし)なみだの 私なみだの 揚羽蝶

そばにあなたが いなければ
どうせ死んだも 同じこと
この世も命も 惜しくない
追って行きたい 人でした
逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ…
私なみだの 私なみだの 揚羽蝶

女心の 奥の奥
燃える情念(おもい)の 夜叉(やしゃ)が住む
ぬくもり欲しがる 未練火が
あなたさがして 宙(ちゅう)に舞う
逢いたいよ…恋しいよ… 淋しいよ…
私なみだの 私なみだの 揚羽蝶
私なみだの 私なみだの 揚羽蝶
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