おやじ

男の値打ちは 心だと
昔親父が 云っていた
越すに越せない 人だけど
その夢その意気 受けついで
生きていくのさ 人生を
負けという字は 俺にゃない

男が表へ 出たときは
敵が七人 いると云う
身体ひとつと 引きかえに
可愛いい妻子を 守るのさ
腹を据えたら この世には
何も恐れる ことはない

親父は生涯 負け知らず
島の男で 生き抜いた
それを手本に 命がけ
この手で築くぞ 俺の夢
今日も踏み出す この一歩
明日に大きな 虹かける
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