親切な球体

何処に消えてく
茜の横顔に触れず
腫れる景色。
斜陽、か細い 仄暗い
穏やかに鳶色さ

在る昨日を繰り返す
足掻く名前は捨て
在る昨日の繰り返す
或いは夢の屍体

アナログの螺旋
銀天に沁めらす
艶やぐギター
雪崩響(とよ)むテンション
君の嗤う睫毛。冬の擬態
花郎は風を食らうぜ
繰り返すフェイズ

液晶、燻んでいる
錆びた記憶の羅列
悴む手。。
仄暗い
穏やかに鳶色さ
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