神様のたくらみ

かみさまがしんで
せかいがこおりに つつまれたなら
ぼくたちきっと
ゆめから さめて
たいようをさがすんだろう
てさぐりで
えいえんを無視して

小さな島で
むかしはなしたひみつを
覚えているかい
それは果実よりも
ぼくたちを誘惑したの
おかげで このありさまさ

風がなつかしく
海鳴りは 空気のように
すぐそこまできている

からだがうごいて
すこしたかく飛んで
そこはすでに 空だよ

くらやみのなか
繋いだ手から
なくしてきたもの みえるよ
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