春の暦

女の胸の 残り雪
やさしく溶かして くれたひと
大きな愛に 包まれて
歩いてゆきます ふたり道
逢えてよかった あなたに逢えて…

世間に泣いた 傷ついた
秋から冬への 曲がり角
あふれる涙 手でぬぐい
負けたら駄目だと 抱いたひと
逢えてよかった あなたに逢えて…

雪割草(ゆきわりそう)の 白い花
いのちの蕾(つぼ)みを 咲かせます
めぐった春の 暖かさ
ふたりは死ぬまで 一緒です
逢えてよかった あなたに逢えて…
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