渡り鳥

渡り鳥 北国を 見てきたろ
ふるさとの 夕焼けは きれいだろ
さんま焼く おふくろが けむたそうに
涙ふく あの姿 見えたろか
羽があるなら この俺も
飛んで行きたい 帰りたい

渡り鳥 ふるさとの あの娘から
言付けが なかったか 待ってると
あのときは さよならと 背のびして
踏切で 泣いていた 花すすき
詫びをみやげに 山の駅
夢で夜汽車を 走らせる

渡り鳥 人生も 旅だから
俺のこと 仲間だと 呼んでくれ
苦労山 涙川 また越えて
幸せを 探すのか 遠い空
逢えば別れる さだめでも
胸を濡らして しぐれ降る
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