ぬくもり

あなたの指を やさしくかんで
あきらめないわと 涙をふいた
女の夢をかなえてくれる
二人の明日を信じてるの
部屋の灯りを消して 寝顔にくちづけ
そばにあなたがいれば 幸せも逃げない
髪をほどく私 時計はずすあなた
夜風もなぜか つれない東京

あなたの心 占うように
別れましょうよと 切り出したけど
電話の低い 男の声は
私の嘘を 見ぬいている
二人身体を寄せて 甘えていたいの
人のぬくもりだけを 信じてきた私
ひざにワインボトル 胸にうらみ言葉
二人になぜか せつない東京

朝の光の中を あなたが帰るわ
部屋の灯りを消して
さよならの手をふる
車ひろうあなた 窓をしめる私
二人になぜか つれない東京
×