潮来あやめ踊り

揃うた揃うたよ 踊り子が揃うた(アリャサー)
秋の出穂より よく揃うたションガイー
(よく揃うた) 秋の出穂より よく揃うたションガイー

私ゃ潮来の あやめの花よ
咲いて気をもむ 主の胸ションガイー

さらばこれより 音頭をやめて
次の甚句に 移りましょションガイー

潮来は出島の 真菰(まこも)の中に
あやめ咲くとは ヤレ しおらしや
山中通れば鶯が 梅の小枝に昼寝して
ヤレ咲け 咲けと泣くわいな

恋に焦がれて 鳴く蝉よりも
鳴かぬ蛍が ヤレ 身を焦がす
合わせ給えや 今一度
潮来の河岸へと 乗り込め 乗り込め

此処は加藤洲 十二の橋よ
行こか戻ろか ヤレ 思案橋
潮来通いの船ならば
あやめの河岸へと乗り込め 乗り込め
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