帰郷

朝もやを抜けて 汽車は走る
はるかな道を 僕をのせて
疲れた心を いやすように
汽笛は響く 野山越えて
やがて 青い空がのぞき
もうすぐ帰る 僕のふるさと

わずかな荷物が 僕のすべて
まぶしい日射しが 時を笑う
朝もやを抜けて 汽車は走る
みなれた景色が 窓をとびかう
忘れかけた 僕の笑顔
もうすぐ帰る 僕のふるさと

何も言わず 何も聞かず
もうすぐ帰る 僕のふるさと
×