三人の女

淋しい女が口紅(ルージュ)を消してはかいた
夜の中州の しのび雨
女の心を 迷わせて
所詮 お別れね
ああ男はもうこない
そのとき限りなのね
鏡にみえぬ傷かくす
博多の女

涙なんか 見せないわ
おぼえててね きれいな顔を
部屋の鍵は 置いて行って
愛を閉ざす わたしのため
胸をたたきいまは
あなたとり戻したい
ああ東京の女

いのちまでもと 賭けたけど
遊びじゃないわ この恋は
ああすすき野に
ネオンが一つ
肩で泣いてる うしろ影
札幌の女
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