雨の賛美歌

雨の街に 住むと聞いた
虹のような 女をさがして
雨のあとを たずね歩く
野に咲くバラ 一枝手にして
涙のつきない 女には
なぐさめよりも 愛よりも
バラの花が 似合うのさ 似合うのさ
ひび割れた 鏡を見て
不幸色した 女が泣いてる

涙のつきない 女には
くちづけよりも 嘘よりも
バラの花が 似合うのさ 似合うのさ
泣きつかれて 髪をとかす
日暮れ色した 女が 泣いてる

日暮れ色した 女が 泣いてる
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