プリズムレイン

春と夏の隙間には 街を包んで
いつも目にする日常 色を変えてしまうように思えた

泣きやみそうな空 雲の隙間光り出す 眩しい季節へと 予感届けよう

心に想い描く 最高の明日を映すように きらめきながら 降りそそぐ雨に
開いた手のひらから こぼれ落ちることのないように 振り向いて駆け出す
笑顔で

ポケットの中一枚 残るメモには
何年前に書かれた 地図に示されてる 未来目指した

あれはあの頃の 僕らの残像だねと 窓の外を見れば 雨はやんでいた

まだ何処かの街では 降りそそぐプリズムに包まれ
次の季節を待っている人が
溢れ出す木漏れ日に ざわめき始めた水の音に 夏の予感感じて 見上げた

心に想い描く 最高の明日を映すように きらめきながら 降りそそぐ雨に
開いた手のひらから こぼれ落ちることのないように 振り向いて駆け出す
笑顔で
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