urahara

可愛い女の子を 念じてると
言われても仕方が無い
前髪を触ると 安心するんです
あなたの顔 見てられない
その代わり 前髪を気にしてる

今日もダメだった
同じ所を何度も噛んだ
血が滲んで 汗を流して
もう ダメだ あ そうなんだ
分かりましたよ
ズキズキ痛む口の中
ムズムズ痒い後ろの方
もしもこんな時が
ずっと続くのなら
愛嬌を振り舞くなんて
馬鹿馬鹿しい

学習塾の後 公園のペンチ
何話そう 話題が無い
月のカタチなぞる
あなたはつまらなそう
靴で書いた文字は
「あいうえお」
私への愛じゃない

マーブルチョコが転がってゆく
さっぱり分かんない
やあ 元気!
そんな挨拶なんて
どうでもいいんだ
もう ダメだ あ そうなんだ
分かりましたよ
スルスルと記憶なんて
すぐに消えてしまうんだ
もしもこんな時が
ずっとずっと続くのなら
愛嬌を振り舞くなんて
馬鹿馬鹿しい
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