私だけのアンカー

何故 泣いたりするの?
寂しさならば 我慢できるのに……
ほら 赤いシグナル
私を見てる 闇に光る目のように

勇気を 教えて
誰よりも 解るから

今 たどり始める 自分だけの道を
それぞれの速さで
もし 追い越されても 間違えたりしない
私だけのアンカー 涙はかかとで消して

ただ 少女の様に
君を思えば 雨さえ優しい
ほら 遠くのナンバー
掲げたクーペ
止まるなと 手を振るよ

夢から 覚まして
気にかかることだけを

もう 急いじゃだめさ 確かに見えるから
それぞれの行方が
ひとつ忘れるたび ひとつ覚えてゆく
私だけのアンカー
ツライ思いさえ 最後の一瞬に
輝き まとうから
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