地上絵(「野生の王国のテーマ」)

一筋の灯りの列が
ひび割れた大地を照らす
闇よりも更に黒めく
嘆きの主が群がる
身勝手な絵描きはただ逃げるだけ

守れると信じていたが
いつの日にか壊れていた
故郷の空 心の中 永遠に輝け

二度と戻れぬ迷路を
地上絵は過ぎゆくのか
声の限り呼び止める
最後の遠吠えにも気付かぬまま

太陽が消えるその日に
流れる天の絵画よ
産まれくる野生のために永遠に輝け

箱船に乗れぬ報いは
切り倒され食い散らされ
愛という言葉の裏側で
身代りに捨て去られる
二度と戻れぬ扉を
地上絵は出てゆくのか
声の限り呼び止める
最後の遠吠えにも気付かぬまま
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