いつかの街で

どこへ行こうか
いつかの街で
ただ問うのは
欲しいのは
ガラクタ吹き飛ばす名声

どこへ行けるか
いつかの街で
彷徨うのは
回り道は
今を作る為の
近道だった

「気に入らねえさ全部」
吐き出して
破れたシャツ
寝転んだ 駅前

ゴミクズみたいな
俺に輝きをくれよ

ジーザス
この声が
届いたなら
ツラ拝ませろ

手に入れたいぜ 何もかも
黙ってないで 答えろよ

ジーザス
お前に神頼みしてでも
星屑になりたかった

「どこへも行かないさ」
いつかの街で
そう言い残して
消えていった
星の数と
増えてゆくTATTOO

あの人が無理ならば
「俺なんて 到底...」
ふと気付けば
屋上のフェンス飛び越えて
全てを終わらせようとした

怖くて 震えて
最後の一歩が
踏み出せず
大声で泣きじゃくった
あの夜

全て受け入れて
昨日までの
俺を破り捨てた

ジーザス
この声が
届いたのかい?
お前なのかい?

ふざけんじゃねえ
頼んじゃいねえだろ
クソ情けねえや 覚えとけ

ジーザス
お前のそのツラに
キスして抱きしめる
その日まで

いらねえものは
窓から投げ捨てた
寂しさ埋めるだけの
女も全て切った

ボロッカスの
バッグひとつ
灰色の空に中指を

ジーザス
この声が
届いたなら
ツラ拝ませろ

手に入れたいぜ 何もかも
黙ってないで 答えろよ

ジーザス
お前に...

ジーザス ジーザス
この声が
届いたのかい?
お前なのかい?
いつかの街で

ジーザス
お前に神頼みは
もうゴメンだ

ジーザス
お前のそのツラに
キスして抱きしめる
その日まで
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